人間の五感のうち、唯一、脳の中枢に直結しているのが嗅覚だってことをご存知ですか?
僕は実感として納得してます。
大抵のことは大目に見れます。でも、臭いのはダメです。
悪臭は、幸せの一部をそぎ落とします。逆にいい臭い、その場合は香りと言うんでしょうか、胸いっぱいに吸い込むと、それだけで幸せな気分で満たされます。
しかし、いい臭いかどうかは好みの世界です。
好きな人がつけている香水が好きになるし、体臭だって好きになる。そういうもんです。
モノによっては、化学薬品やプラスチックの臭いが良かったりします。苔むした、むわっとする臭いも好き。人によっては、オエッて感じでしょ。
我が家は、二人とも働いているんで、家の換気が悪くて、いつも臭いがこもってます。「ただいま~」のときに、どうやったら、もっと幸せ気分になれるか?!(ま、ホントは帰ってくるだけで幸せですが)
多分、人より嗅覚が発達してんですかね。
今のところ、一番幸せを感じる臭いは、いや香りは、キンモクセイです。しかも、条件つき。
ちょっと涼しくなってきたかな~というとき、夕方の気持ちいい風に当たろうと、家の玄関のドアを開けて、どこからともなく、渇いた風に乗ってキンモクセイの香りがした、その瞬間の幸せときたら…。
生きている喜びを全身で味わうことができます。味?じゃないか。でも、そういう感覚です。
後は、潮でなく、磯の香り。姉もこの違いがわかるそうです。あ~、子どもの頃の夏休みの思い出です。
幸せを実感できる瞬間は、色々な場面でやってきます。そういう豊かさは忘れたくないものです。
家を建てるなら、徹底的に建材や空調に凝って、空気と香りのデザインをしたいですね♪もしかすると、そういう商売が成り立っているかも。
子どもの頃は、じいちゃんの背広の臭いが好きだったな~。今はどうか疑問だけど。
そう、今回は臭いの話…だから、富山駅北口のあの臭いは許せないんです!!
今日も、香りよ、ありがとう。