生知にあり

経営本を読みまくり

本中毒の時期がやってきました。

今度は経営本です。色々考えるところあって、今は会社が目指すべき方向、社長としてすべきこと、組織とは、社員とは…、なんていう事を考えてみたくなりました。

まぁ、会社のことは24時間体制で考えてますが。ほぼ毎日、夢にも出てきます。
今読んでいるのは、松下幸之助シリーズです。

随分昔に数冊読んだ記憶がありますが、心に刻まれていません。なんでだろう…。
というギモンもあって、再チャレンジです。

出張の行き帰りに、一気に2冊読みました。
その感想は、3割は共感できますが、あとの7割はどうもしっくりきません。日本では経営の神様的な存在ですが、基本的に「苦労しなさい」という指南が多く、僕の哲学には合致しません。

ど根性の経験談が多く語られた内容でした。自分を律するためには非常に良い内容だと思いますが。

その中のエピソードとして、社長は赤い小便が出るほど心配して一人前!的なことが書いてありました。これは先人の受け売りで例え話と言っていますが、それほどの心配をしたことがあるかと聴講している中小企業の社長さんに尋ねたシーンがありました。

ちょっとな~、共感できないな~。

松下幸之助さんは、経営をもっと楽しんだはずと思うんです。が、そのようなことを書いたページがあまりにも少ないんです。苦労話が圧倒的に多いのです。

逆に共感した3割の中でも一番気に行ったところは、「正直な商売をしなさい」です。誰に対しても同じことが言える、値段の説明ができる、例外なく商売の約束を守る、などのエピソードが書かれていました。

他の会社がどんどん値段を安くするなか、松下は卸の会社に、これこれ、これだけの経費がかかっているのでこれ以上は安く売りません。頑張っているうちの社員に失礼だと言ったそうです。

そうすると、その卸の会社は、他の安い会社をやめて松下の製品を扱うようになったそうです。

1点目に、社員の苦労を尊重したこと。それを取引先の人間に堂々と言えたこと。
2点目に、少々高くても、ポリシーを持って商売をしたこと。

ここには感激しました。ついつい、クライアントの意向を優先してしまい、社員に無理をさせてしまいがちです。それじゃダメなんだって。社員のモチベーションを下がってしまうようなら本末転倒なんだって。非常に勉強になりました。

うちのスタッフ~、大好きだよ~、頑張れ~!

今日もありがとう。

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