11年越しの夢が叶いました(。>0<。)
新潟の中越地方に通うこと、10と数年、行きたくて行きたくてたまらんかった場所!それが、『新潟県立歴史博物館』です!!
僕のツボをなぜここまでに分かっているの?!と言いたくなるくらいの素晴らしい施設です♪そう!僕にとって、ということを強調しておきますが。
あれは11年前のこと、仕事で長岡駅の地下通路を歩いているときです。背面から蛍光灯で照らしてある広告ボード?に、「雪国のまちのジオラマ」みたいな展示の写真を見つけました。よく見てみると、『新潟県立歴史博物館』の広告だと判明。
それからですよ。出張の予定が早く終わったら絶対に行こう♪なんて思っていたら、11年経ちました。(´д`lll)
そして、ついに!!!
キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!
あ~、感動です…、公共施設に来て、こんなに感動するヤツがいるのかw
クルマを駐車場にとめて、トボトボと雪の中を歩きます。平日の昼間、お客さんは誰もいません。
館内に入っても、やっぱり客は僕ひとり。そのひとりの客のために、大勢のスタッフが丁寧に対応してくれるなんて、事業仕分けやら、何やら考えなければ、非常に贅沢でいい気持ちです。入場料500円、安い!!
入り口で、無料の機械を貸してくれました。館内のICタグに反応して、自動的に説明をしてくれる機械です。チケットの写真のじいさんは、ちと不気味だ…。
ここは、入場してからすぐのロビーです。なんとも広くて贅沢な空間です。ワクワクしてきました( ̄▽+ ̄*)
長期戦になることを予感して、まずはトイレ、トイレっと。
最初にお断りしておきますが、実際の順路通りではなくて、書きやすいように、時代ごとにまとめてご紹介することにします。縄文時代のことは、最初と最後あたりに分かれて展示されていますもんで。
こちらは火焔土器です。この地域では沢山出土したようで、この博物館の近くに、さらに火焔土器の博物館があるくらいです。『火焔街道』なるところもあるとか。
これは、いわゆる「鉾(ほこ)」です。縄文人が使っていた道具ですが、意外な発見があって写真を撮りました。
というのは、今まで、「昔の人は、切れにくい道具を使って、よく料理や狩猟をしていたもんだ~」なんて感心していたのに、復元されたこの道具を見ると、かなり切れ味が鋭そうで、実際は、今まで思っていたイメージと違うんです。
知っている人には当たり前のようなことでも、こういう風に展示されると、なるほどと思いました。
ここからは、待ちに待った実物大のジオラマの世界ですo(^▽^)o
ん~、宮崎駿の世界ですね~。しかし、ここの博物館、展示の仕方というか、見せ方が非常に上手です。見ていて飽きません。
暗闇の通路を通っていると、パチパチとリアルな炭火の音が聞こえてきました。
よく見ると、竪穴式住居の内側に再現された囲炉裏です。この火は、木が燃えているわけではなくて、もの凄くリアルな模型で、内側から発光しています。
さらに奥に進むと、縄文人の生活風景が再現してありました。
右は春、左は冬。近づいてみます。
春は、山の恵みが豊富な時期。女性や子どもが山菜を収穫しています。
作業の傍ら、赤ちゃんにお乳をあげているお母さん、それを羨ましそうに見ているお兄ちゃんがいます。当然のことながら、今も昔も、家族のあり方に違いはないんですね。
こちらは冬です。獲物を前に興奮している犬です。犬は、昔から人間といい関係をつくってきたんだと思います。この時代の人々は、僕らの今の生活を想像することはできなかったでしょうね。
一方では、僕らが忘れてしまった感性を持っていたと思うし、十分幸せを感じていたと思います。
あれ?遠くに見えるは海かな??
次のトンネルの向こうには何があるんでしょうか?
つづく…。
追伸、このシリーズだけは、リニューアルに伴う写真の幅400→600pixにするのは諦めました…枚数多すぎます。